脳卒中の後遺症などに多い運動障害(機能障害)のひとつである痙縮に対してボツリヌス療法を行っております
◎ このような事でお困りの場合は、お気軽にご相談ください
脳卒中の後遺症、頭部外傷、脊椎損傷などが原因としてみられる運動障害の一つに痙縮(けいしゅく)という症状があります。痙縮とは筋肉が緊張しすぎて意思とは関係なく筋肉の緊張が高まり、手足が動かしにくく、勝手につっぱったり曲がってしまったりしてしまう状態のことです。
痙縮による姿勢異常が長く続くと、筋肉が固まって関節の運動が制限されてしまう拘縮(こうしゅく)という状態に陥ってしまい、ご本人やご家族の日常生活に支障が生じてしまいます。
また、痙縮がリハビリテーションの障害となることもあるので、痙縮に対する治療をすることによりリハビリテーションやストレッチがしやすくなります。
ボツリヌス(ボトックス)療法とは?
ボツリヌス療法とは、ボツリヌス菌が作り出す天然のたんぱく質であるボツリヌストキシンを有効成分とする薬を筋肉内に注射することで痙縮の改善を図る治療法です。
ボツリヌストキシンには、筋肉を緊張させている神経の働きを抑える作用があり、筋肉の緊張をやわらげることができます。
ボツリヌス菌そのものを注射するのではないため、ボツリヌス菌に感染する危険性はありません。
ボツリヌス療法により期待できる効果
ボツリヌス療法によって、主に以下のような効果が期待できます。
- 手足の筋肉がやわらかくなり、曲げ伸ばしがしやすくなることで、日常生活動作の制限が軽減されます。(食事がしやすくなる、手を洗いやすくなる、装具がつけやすくなる、くつが履きやすくなる、など)
- リハビリテーションやストレッチを行いやすくなります。
- 関節が固まって動きにくくなったり、変形するのを防ぎます。
- 痛みをやわらげる効果が期待できます。
- 介助の負担を軽減することが期待できます。(食事や着替えの補助、衛生面でのケアがしやすいなど)
診療時間・アクセス
● 診療時間
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
9:30 〜 12:30 | ● | ● | ● | ★ | ● | ● |
16:00 〜 19:00 | ● | ● | ● | ★ | ◎ | / |
【受付時間】午前 9:15~12:15/午後 15:45~18:45
★:外来診療なし(往診のみ)
◎:診療開始時間 16:30~
休診日:土曜午後/日曜・祝日
● アクセス
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